2024/09/08 07:19


こんにちは!旬のフルーツを通じて美容や健康をサポートする【市場直送専門店ふるさとのかほり】です!
夏の暑さが落ち着き、秋めいた気候が近づいてくると旬を迎えるフルーツにも変化が出てきます。
秋を代表するフルーツである柿は、1,000を超える種類がありますが、今回注目したいのが福岡発のオリジナルブランド「秋王(あきおう)」です。
「こんなに甘くて美味しい柿があったんだ!」と言われるほどの味わいは絶品。
秋王の味や食感などの特徴について、詳しく解説していきます。


秋王とは

2012年に商標登録されたばかりで、比較的新しい品種の「秋王」。
秋王は、富有柿と太秋柿の2種類を組み合わせて生まれた品種です。
最大の特徴は、世界で唯一の種なし柿であること。
種がない特徴だけでなく、その味や食感も大好評です。
秋王の特徴について解説します。

秋王が生まれた経緯
柿の人気が低迷していたとき、人気回復を目指して開発されたのが秋王です。
種なしという特徴を持つために、2つの柿を掛け合わせて、染色体を九倍体にすることに成功。
生産を安定させることが難しく、現在でも生産量に限りがあり希少性の高い品種として人気を集めています。
秋王は、柿の人気を復活させる救世主として、期待されています。

味・食感
富有柿による上品な甘さと、太秋柿のサクサクとした食感を合わせ持った、新たな柿の代表となる一品です。
濃厚な甘さは糖度20度に近くもなり、甘ったるさではなくまろやかな風味が口いっぱいに広がります。
食感はサクサクと歯ざわりの良い食感に加え、なめらかな舌触りでジューシーな果汁も多いです。
甘さと食感、ジューシーさのバランスがとれており、くどさが少なくパクパクと進む美味しさ。
一口食べたら、その美味しさにやみつきになります。

見た目
秋王の大きさは、約300gから350gにもなる大玉サイズです。
柿らしく丸みのある四角型で、果皮は鮮やかなオレンジ色をしています。
輪切りにカットしてみると種がなく綺麗な果肉です。
種がないので面倒なことなく、口いっぱいに食べられます。

産地
柿の生産地として上位に君臨する、福岡県で売れた品種です。
日当たりの良さと水はけのよさが功を奏して、柿つくりに恵まれた環境が整っています。
10年以上もの開発期間を経て生まれました。
福岡県の山間部は、一年を通して温暖な気候ですが、昼夜の寒暖差もあり美味しい柿ができる環境です。

旬の時期
秋王は、10月下旬から11月上旬をピークに旬を迎えます。
短い期間の収穫となり、デリケートな品種であることから希少性も高いです。
秋王の名前に相応しい、秋を代表とするフルーツを目指しています。

美味しい秋王の選び方

柿全般に言えることですが、柿の状態を見て美味しい・美味しくないなどの判断ができます。
秋王を見極めるポイントを解説します。
・ヘタの状態と色を見る
・果皮の色合いと形を見る
・白い粉(ブルーム)がついたものを選ぶ
・重みを感じるもの
・柔らかすぎないもの
基本的には4枚のヘタ葉が、果実にピタッとくっていているものが良い状態です。
果皮は濃いオレンジ色に染まり、形もバランス良く整っているものを選びましょう。
また、果皮には白い粉(ブルーム)がついているものがありますが、これが新鮮な証拠です。
他のフルーツでもよく見られる自然現象なので安心してください。


秋王の保存方法
秋王は、完全甘柿のため渋抜きをする必要もありません。
常温で保存する場合は、3日以内に食べるのがおすすめです。
柿を保存しておくときのポイントは、ヘタを乾燥させないこと。
ティッシュやキッチンペーパーに水を含ませて、ヘタ部分に当てて保存することが大切です。
その際に、ヘタ部分を下にしてビニール袋に入れた状態で、冷蔵庫の野菜室に入れておきましょう。
何もしないまま保存していると、通常2日、3日で柔らかくなってしまうケースが多いです。
柔らかくなってしまった場合は、冷凍保存してシャーベットにするのもおすすめ。
スムージーやビューレにしても美味しく食べられます。


まとめ

秋王は、一般的にはスーパーではなかなか見かけない品種です。
糖度の高い甘さとサクサクとして食感は、いくつでも食べられてしまうクセになる美味しさ。
秋王の特徴である「種なし」は世界初です。
福岡県でしか生産されていないため、現在は全国に出回るほどの物量はなかなかありません。
希少性の高い秋王は、10月下旬から11月上旬の旬の時期を狙って食べましょう。