2024/09/09 23:18
こんにちは!旬のフルーツを通じて美容や健康をサポートする【市場直送専門店ふるさとのかほり】です!
西洋梨と言うと「ラフランス」というイメージが一般的ですが、次いで人気のある「ルレクチェ」も負けず劣らずの品種です。
希少性の高いルレクチェを、まだ食べたことがない人は多いかもしれませんが、生産量が多ければラフランスを上回る人気かもしれません。
そんな人気の高い品種のラフランスとルレクチェ。
今回は、2つの共通点や違いについてご紹介します。
ラフランスとは?ルレクチェとは?
「ラフランス」と「ルレクチェ」、同じ西洋梨なのでほとんど同じかな?と思いがちですが、それぞれで特徴が異なります。
ラフランスとは
洋梨の代表と言えばラフランスです。
近年は馴染みのあるフルーツとなりつつあり、時期になると一般的なスーパーでも見かけるようになりました。
日本国内での生産量も増えており、ケーキなどのスイーツで使われているものもよく見かけます。
フランスの代表的なフルーツという意味を込めて名付けられたラフランスですが、栽培の難しさからフランスでの栽培は絶滅状態です。
ラフランスが生産されている日本は、これだけで栽培技術の高さを世界にアピールできていると言っても良いでしょう。
ルレクチェとは
ルレクチェは「幻の洋梨」「洋梨の貴婦人」と呼ばれ、希少性の高さだけでなく、絶品の味わいから高級フルーツとしての立ち位置にいます。
1903年から栽培が始まっていましたが、ここまで来るのも一筋縄ではいきませんでした。
日本の気候や土壌が合う一方で、病気になりやすい特徴もあります。
このような栽培の難しさもあり、生産されている地域や出回っている量にも限りがあります。
ラフランスとルレクチェの違いとは?
ラフランスとルレクチェのどちらも西洋梨の一種です。
似ているような一面がありつつも、全く異なる特徴の部分もあります。
それぞれの特徴を元に2つの品種の違いについて解説します。
見た目
ラフランスとルレクチェの見た目は大きく違います。
ラフランスは黄緑色の果皮でサビが目立つ印象です。
お尻部分が大きくなっている形状で、丸みがありますがゴツゴツした雰囲気。
ルレクチェは、薄黄色の果皮で、皮がなめらかで少しひょうたんのような形をしています。
ラフランスよりも少し大きく、ルレクチェは300~400gの大きさになるでしょう。
味・食感
ラフランスは、程よい甘さとスッキリとした酸味のバランスが優れた食べやすいフルーツです。
糖度は14~15度くらいの基準で、とろりとして果汁あふれる果肉がポイント。
後味が食べやすい味わいなので、飽きることなく食べられます。
口当たりが滑らかで、桃のような食感や舌触りに近い印象です。
ルレクチェは、ラフランスよりもしっかりした甘さで、酸味も少ないので糖度16度と濃厚。
食感や舌触りは似たものがありますが、甘さの感じ方が異なります。
産地
西洋梨はフランス生まれであることは間違いありませんが、今現在はどちらもフランスで栽培されていません。
世界的にも絶滅寸前の品種で、栽培が難しいことが一番の原因です。
ラフランスは山形県で60%以上ものシェアを誇っており、ルレクチェは新潟県が流通しているほとんどのシェアを持っています。
旬の時期
ラフランスとルレクチェの旬の時期は、微妙にズレが生じます。
ラフランスの方がルレクチェよりも、少し早めに旬を迎えて少し長いのが特徴です。
10月から収穫が始まり、12月まで市場に出回りますが旬の時期は11月になります。
ルレクチェは、11月下旬から12月上旬と短い期間ですが1番美味しい旬のタイミングになります。
価格
ルレクチェは、生産量が少ないこともありラフランスよりも高めです。
洋梨の中でも高級品として扱われるルレクチェの価格帯は、1kgあたり3,000円くらいが相場になります。
贈答品としても使われる品種なので、これくらいの高価格帯になるのも仕方がないかもしれません。
一方でラフランスは、比較的スーパーなどでも買いやすいフルーツです。
1kgあたり1,000円くらいの相場なので、自分用のフルーツとしても買いやすいでしょう。
まとめ
ラフランスとルレクチェは、同じ西洋梨でも見た目や甘さ、食感なども異なります。
どちらも甘さたっぷりで、とろける食感が人気ですが、ラフランスの方が酸味とのバランスがあり後味もスッキリ!
ルレクチェはラフランスよりも甘さが強く、濃厚な味わいを楽しみたい方にはおすすめです。
ルレクチェは希少性が高いので、西洋梨の中でも高級フルーツの部類に入ります。
それぞれの違いを楽しみながら食べ比べをしてみても良いでしょう。