2024/09/10 23:06
こんにちは!旬のフルーツを通じて美容や健康をサポートする【市場直送専門店ふるさとのかほり】です!
今回ご紹介したいのは、「幻の洋梨」「洋梨の貴婦人」と呼ばれる、フランス生まれの「ルレクチェ」です。
「ルレクチェ?」とピンとこない人も多いかもしれませんが、洋梨の品種の1つで、希少品のためあまり多く目に触れる機会がないかもしれませんが、実は人気の高いフルーツ。
「甘くてトロける~」という絶品の味わいや特徴を詳しく解説します。
ルレクチェとは
ルレクチェは、ラフランスでもよく知られる西洋梨の一種です。
歴史は古く、フランスで1880年代に育成された西洋梨。
栽培が難しいこともあり、日本に来たのは1903年頃になります。
かわいいひょうたんのようなツルンとした形状の、ルレクチェの特徴について解説します。
見た目
ルレクチェの見た目は、鮮やかな黄色い果皮でラフランスと同様にたひょうたん型をしています。
重さは250~400gと幅広く、手頃な中サイズくらいが多く出回っています。
さすがフランス生まれというだけあって、上品で気品あふれるフォルム。
ツルンとしたオシャレな瓶のような形状が可愛らしいです。
艶やかで美しい見た目と、完熟したときには芳醇で甘い香りが溢れ出てきます。
味・食感
ルレクチェは糖度16度くらいあり、濃厚な甘さで酸味はほとんど感じません。
甘くてとろける味わいと食感が最大の特徴です。
甘さには上品さがあり、果肉の舌触りも緻密で繊細な口当たりの良い食感があります。
口に含むと果汁がジュワーっと溢れて、みずみずしさがたくさんあるのが魅力の1つです。
一口食べると、その味わいと食感がクセになって手が止まりません。
産地
フランス生まれのルレクチェですが、栽培が難しいこともあり、日本ではほとんどが新潟県での生産となります。
日本に来たのは明治36年頃で、当時は思うように収穫ができなかったようです。
栽培方法の研究を重ね、今のような味わいと食感が評判となり、知名度が出てきました。
現在は、発祥の地であるフランスでも、多くの手間がかかることからあまり生産されていません。
旬の時期
ルレクチェの旬の時期は、11月下旬から12月上旬に食べ頃のピークを迎えます。
晩生の品種なので10月下旬より収穫が始まり、美味しく食べるには追熟が必要なので、洋梨の中では市場に出回るのが遅いです。
旬の時期は非常に短く希少性が高いので、ベストなタイミングを逃さないようにしましょう。
ルレクチェの価格
ルレクチェは、洋梨の中でも高級な部類に入ります。
ラフランスよりも高い価格帯で、小さめのものでも安くて300円前後。
百貨店などの高品質なものだと、1個あたり800円くらいするものもあります。
自分用にはなかなか手が出る金額ではないですが、その分美味しさも一級品。
贈答品として使われることもある贅沢な洋梨です。
美味しいルレクチェの選び方
美味しいルレクチェを見極めるポイントは、果皮の色合いやキズの具合をチェックしましょう。
果皮が黄緑色のものは熟す前の状態であり、食べ頃は鮮やかな黄色の果皮が特徴です。
すぐに食べない場合は、黄緑色の状態のものでも良いでしょう。
食べ頃になると甘い香りが強くなってきます。
この香りのよさもルレクチェのポイントです。
ルレクチェの保存方法
ルレクチェの美味しい保存方法は、果皮が黄色になるまでは追熟が必要です。
紙袋やキッチンペーパーで包み、涼しい冷暗所で保管しましょう。
元々日持ちする品種ではないため、熟し過ぎないように気を付けて、なるべく早く食べるのがおすすめです。
そのまま食べるのはもちろんですが、濃厚な甘さなので、ケーキやタルトのスイーツとの相性も抜群。
食べきれなさそうなときは、凍らせてシャーベットのようにしても美味しく仕上がります。
まとめ
ルレクチェは、ラフランスに似た形状で、上品で気品あふれる高級フルーツです。
11月下旬からピークを迎え、12月上旬には1番の食べ頃を迎えます。
主に新潟県で栽培され、日本では珍しい品種です。
しっかりとした甘さととろける食感は、贈答品としても人気があります。
まだ食べたことがない方も、ぜひお試しください!