2024/09/19 18:41
こんにちは!旬のフルーツを通じて美容や健康をサポートする【市場直送専門店ふるさとのかほり】です!
柿と言えば、キレイなオレンジ色をして艶やかなイメージですが、黒い柿はご存知でしょうか?
今回ご紹介したい「紀の川柿」は、見た目は普通のオレンジ色をした柿なのに、切ってみると中の果肉が黒ずんでいます。
初めて見る人は「腐ってしまったのかな?」と思いがちですが、これが甘くて美味しい「紀の川柿」の特徴です。
甘さや食感、美味しい旬の時期などの特徴を詳しく解説します。
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紀の川柿の特徴とは
紀の川柿は、和歌山県紀の川市で誕生した希少な柿です。
紀の川柿とは正確には品種の名前ではなく、栽培する手法を意味しています。
一般的な柿は収穫後に渋抜きをする工程に入りますが、樹になった収穫前の状態で、実1つずつにアルコールを入れた袋をかけて渋抜きを行うのが紀の川柿の栽培方法です。
手間と労力がかかるこの手法で作られた柿を紀の川柿と言います。
紀の川柿の特徴について解説します。
見た目
紀の川柿の外見は一般的な柿とさほど差を感じませんが、切った後の果肉が黒ずんでいることが一番の特徴になります。
黒いゴマのように点々しているのは、渋柿に多く含まれているタンニンです。
樹の上でアルコールによって渋抜きされ、タンニンが固形化されて浮かび上がり黒い色に変化しています。
そして、紀の川柿は元々「平核無という渋柿」であり、それを樹の上で渋抜きしたものになります。
そのため、外観の見た目は一般的な柿と大きく変わらず、オレンジ色で艶のあるキレイな果皮です。
大きさは100~200g程度になり、柿の中では比較的大きめのサイズ感になります。
味・食感
紀の川柿は、糖度16~18度と高めで甘みがしっかりしています。
強い甘みでありながらも、上品さがあるので食べやすいです。
食感はシャリシャリッとした固めの食感で、歯ごたえもよく種が無いところも嬉しいポイント。
柔らかめがお好みの人は、少し追熟してから食べると良いでしょう。
産地
和歌山県紀の川市で誕生した紀の川柿。
和歌山県北部に位置し、保水性の高さと排水性のバランスが整った豊かな土壌環境です。
紀の川市は、日当たりの良い地形と寒暖差の激しい気候もあり、柿が育ちやすい条件が揃っています。
手間と労力のかかる栽培であることもあり、生産地域が限定されています。
旬の時期
紀の川柿の旬の時期は、10月中旬~11月中旬が目安です。
期間が短く限られた時期しか食べることができません。
生産自体が多くないので、なかなか購入できるチャンスも少ないでしょう。
紀の川柿の価格
紀の川柿の価格は、生産量や品質状態によっても変動しやすく、1個あたり300~600円になることが多いです。
贈答品向けや一般的なサイズよりも大きいものは、これよりも高い金額設定になります。
美味しい紀の川柿の選び方と食べ頃
柿全般に言えることですが、なるべくシミやキズが少なく、色が鮮やかで艶のあるものを選びましょう。
形が凸凹になっているものは避け、均等な形で熟している度合も均等なものが良いです。
葉っぱが枯れていると収穫から時間が経った形跡でもあり、新鮮な葉っぱのものがおすすめ。
手で軽く押して弾力と少し柔らかさを感じれば、美味しい食べ頃です。
固いものや色に青みがあるものは追熟が必要になります。
熟してくると甘い香りも強くなってくるので、香りも食べ頃の判断ポイントです。
紀の川柿の保存方法
紀の川柿の保存方法は、暗くて通気性のよい場所に保管しておきましょう。
キズや痛みが出ないように、新聞紙や柔らかいタオルで軽く包んでおくのもおすすめです。
冷蔵庫で保存もできますが、追熟する段階では室内での保管になります。
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まとめ
紀の川柿は、一般的な柿と大きく異なり、果肉が黒くなった希少な柿です。
ただし、この黒さが糖度の高いしっかりした甘さのヒミツになります。
旬の時期は10月中旬~11月中旬と短く、手間と労力のかかる栽培方法であることから生産量が少ない柿です。
和歌山県紀の川市の恵まれた環境と気候によって育てられた、十分な甘みとしっかりした食感が特徴の紀の川柿。